今年1月19日に本堂の建築用材に鑿入れを行いました。
「鑿入れ式」とは、この度の本堂建立にあたり、その御用材に、これから 鑿(のみ)や鉋(かんな)鋸(のこぎり)等が使われはじめ、いよいよ本格的に宮大工仕事が開始される事をご尊前にご奉告させていただく古式ゆかしき儀式です。この儀式を皮切りに本堂の木工事がはじまります。
宮大工・花元建設・花元棟梁の資材倉庫にて、浄福寺総代役員・関連業者の皆さまでお勤めさせていただき、ピンと張りつめた緊張感の中、身の引き締まる想いでご縁に遇わせていただきました。ご門徒の皆さまのご協力の中、この日をお迎えさせていただきました事に、深く感謝申し上げます。
◎ 読経 御用材の前にて表白・三奉請・讃仏偈のお勤めをいたしました。
◎墨付けの儀
副棟梁によって墨壺を使い、墨付けが行われました。
◎鋸(のこ)入れの儀
◎鑿(のみ)入れの儀
最初に住職が鑿入れをします。「エイ!エイ!エイ!」の掛け声とともに鑿を3回打ち付けます。続いて総代会長が続き、全員で鑿を打ちました。
◎仕上げの儀
最後は、花元棟梁によって、気合の入った槍鉋(やりかんな)で締めくくられました。
◎参加者全員で、それぞれの想いを胸に鑿入れ式が終了いたしました。
頂いた材木の命に感謝申し上げ、本堂として生まれ変わる木々に新たなる命を吹き込ませて頂きました。
いよいよ本格的に新築工事が進み始めます。皆さまどうかよろしくお願い申し上げます。 合 掌