棟梁の作業場にお邪魔しました。いよいよ本堂外陣柱が完成します。最後の仕上げに、槍鉋(やりかんな)仕上げをされていました。槍鉋(やりかんな)とは、日本の伝統的な宮大工工具で、刃先が槍のように三角に尖った道具です。
槍鉋で削られた木の表面は、スプーンで削ったような独特の波形の跡が残り、温かみのある風合いが特徴です。また、木の細胞を壊さずに削るため、水が染み込みにくく、耐久性が高くなるそうです。奈良・法隆寺の柱も仕上げにも槍鉋が使われているそうです。飛鳥時代から受け継がれてきた寺院建築工法の一つだそうです。
柱の姿は、胴張り(どうばり)といわれ、柱の中央部分が太く、上部にしたがって少しずつ細くなっています。これは、柱を見たときに、バランスが良く、重い屋根を支えるのに構造上、一番強度が出る工法だそうです。
今の時代に、ここまで手作業に時間をかけて下さる職人方に感銘を受けました。
2026(令和8)年11月29日(日)は「本堂落成式」となります。皆さま、完成を楽しみにお待ちください!
令和7年8月22日 花元建設作業場にて。合掌